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WE WERE HERE
from SPLIT7" 【 POP SONGS 】

- LYRIC -


Scattered words on the white wall.
I try to mess up shuffle them all.
Hands of the clock is speaking softly to me.
These were “outward”.
And we were here.

The young leaves will fall down.
Cannot return to the soil.
And It will fade away to somewhere.
How many times will you tell a lie to me?

Spilled tears can’t be undone.
Eyes.
Depetion.
And to call up new tears.
The blink is shutter.
To burn your face into the back of my eyelid.
And we were here.

The young leaves will fall down.
Cannot return to the soil.
And It will fade away to somewhere.
How many times will you tell a lie to me?

In the broken building blocks.
I am like a puppet who turns round and round.

白い壁に散りばめられた言葉を
並べてみたり
重ねてみたり
時計の針が私にそっと語りかける
それらは最初から上辺に置かれていたものだったと
確かに私たちはここにいたのに

屋上の若葉もいつか木から放れ
土に還ることなくどこかへ消えていく
それまでの間に あなたはあと何回
私に嘘をつくのだろう

こぼれ落ちる涙は還ること啼く
枯渇し
また新しい涙を誘う
瞬きはシャッター
今日のあなたの顔を瞼の後ろに焼き付けよう
私たちはここにいた

屋上の若葉もいつか木から放れ
土に還ることなくどこかへ消えていく
それまでの間に あなたはあと何回
私に嘘をつくのだろう

崩れていく積み木の中で
ぐるぐると周り続ける操り人形



We Were Here

どんな生き方をしていても
自分ではどうにも出来ないような
または気づかぬうちにもう手遅れになってしまったような、そんな『別れ』がある。

俺にもある。

あなたのようになりたい
と口にしながら、許すことのできない罪を犯していた人。

君がここに居ればもう安心だ。
と、自ら命を落とした人。

両手一杯の約束や決断を共にしてきたはずなのに
もう、ここには居られない。
と、去る人。

どれもこれも
その度に自分の未熟さや力の無さに絶望して
そのくせ深い傷を負った面を下げてみたり。

癒しを求め
そんな傷なかったように振る舞ったりしてみたり
時間とか、何らかの力を借りたり、もらったりしながらそのうちに忘れるとかして、またなんとか立ち上がって生きて行く。

...行ければいいのだけれど。

去年の夏頃からそんな気分のまま、其処から抜け出せない日々が、かつて無いような長い時間、同じ質量で続いていた。
その最中、秋口に今回の企画の話を頂き(正直乗り気ではなかった。)企画コンセプトや、TOTOSの事、ライブハウスで観る皆のあの眩い表情、メンバーの喜ぶ顔など、自分の気持ちは一旦しまって置いて、気の利いたポップソングを作ろう。と、己を奮い立たせた。

が、アレコレやってもやっぱり、俺自身がそこについて行けない。
なんとか出来た曲を聴かせても、メンバーもレーベルもよくも悪くも言わない。笑
そのまま、楽曲の締め切りだった年末を越え、最悪の状態で年始を迎えた。
(そういえば一昨年の年末も某バンドPのメンバーとドギマギしてしまっていて最悪の年越しだった。)
THISTIME藤澤とTOTOSの深水になんとかお願いをして締め切りを引き延ばしてもらった。 こういう時に深水は本当に優しくて、めそめそした俺に的確な励ましをくれる。
いつも(深水の)言葉足らずでケンカになるのに、こういう時ばっかりは本当に良いヤツだ。
言い直そう、良い先輩だ!
本心かどうかは分からないけど、俺の能力の全てを信じてくれている事を、改めて全力で伝えてくれた上で『大丈夫』をくれる。笑
いつもは『はいはい』で流してたけど、自分でも不思議なくらい今回それが励みになった。本当に感謝。

作り溜めていたメロや、アレンジまで進み始めてた曲を全て捨てた。
まこちゃんとたかひろは『またかぁ』の顔で『わかりました』って言ってた。こうすけは相当落胆してたな。

そんなこんなで、眠れぬ正月の夜を二晩ほど過ごして出来たのがこの『We were here』という曲。
珍しくメロが舞い降りてきた瞬間の記憶がはっきりある。
涙こそ溢れなかったが、ここ数ヶ月で一番前向きになれて、なんだか救われた気がした。むちゃくちゃ寒くて震えてたけど心も震えて、寒暖かかった。笑

自分にとって、今後の人生をも変えてしまうような、そんな大きな別れから一歩踏み出すのは、時間でもなく、誰かの優しさや力でもなく、自らこの曲を生み出す他なかったのかもしれない。ちょっと大げさか...でも本当にこの曲で少し変われた気がした。
その中で新しい出会いなんかもあって、おかげさまで最近はわりと元気に暮らしている。
やっぱり誰かの優しさもとても大切なのだ。
30を過ぎても、大切にしたいと思えるような友達が出来る事がわかった。感謝。

アレンジも、珍しくほぼ全ての音が頭のなかで鳴っていたので、メンバーに伝えてわりとすぐに曲になった。
今回からサポートでベースを弾いてくれてるソノシートの平塚君も、アレンジ段階から本当に一生懸命参加してくれた。酒癖がかなり悪そうな印象しかなかったけど、彼自身の生活でやるべき事全てに努力を惜しまない素敵な奴だった。平塚先生、今後色々頭角を現す可能性大、要チェック。

ハロードリーコンピぶりの音源、
久々の正式音源、念願のレコード音源がこの『We were here』
言葉よりも素直に音で感じてもらえれば、どんな時に聴いてもらっても構わないです。

ただ、曲の内側の部分でいうと、自分で言うのもなんですが、毎日聴くような曲ではないのかもしれないな。
これは別れの歌で、そこからまた一歩踏み出す歌。
そんな歌、毎日聴くもんじゃない。
いつか誰かの力になればいいな。
そういう別れは、生きていれば必ず誰にでもやって来るから。
必死なら尚更。

俺の生活も、あなたの生活も、今が一番良いと思えたら、それが何よりだから。

Kazuyuki Kuroda

2016.04.14.THURSDAY



NOTES #1(WE WERE HERE)

NOTES #2(THE WELLINGTONS JAPAN TOUR)

NOTES #3(20180126)

NOTES #4(Top Of The World)


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